世間で話題になったインプラント治療でのトラブル
千葉市・稲毛駅徒歩1分の歯医者「千葉総合歯科稲毛インプラントセンター」では、さまざま患者様のインプラント治療についてのお悩みをお聞きしてまいりました。近年、インプラントという治療方法は比較的馴染みのあるものとなってきましたが、一方では残念ながら「インプラント治療のトラブル」が相次いでいるという現実もあります。実際に、ほかの歯科医院でインプラント治療を受けたところ、トラブルが起こり、その修復のために当院に足を運ばれる患者様もたくさんおられます。そのような患者様が一人でも少なくなるように、ここではインプラント治療で起こるトラブルと、その原因についてご紹介したいと思います。
なぜトラブルが起きてしまうのか
事前の検査やシミュレーションが足りない
ほかの歯科治療でも同じことが言えますが、インプラント治療では特に、検査の精密さが問われます。事前の検査やシミュレーション不足のまま治療を進めてしまうと、重大なトラブルを招いてしまうことがあります。
たとえば、顎の周辺には神経や血管などが複雑に存在しています。その状態をしっかり把握せずに治療を行えば、インプラント埋入時に顎の骨や神経を損傷し、後遺症を引き起こすことすら考えられます。また、歯周病などの感染症を十分に確認せずに治療を進めると、インプラント周囲炎を誘発することもあるのです。
十分な設備が整っていない
精密な検査、適切な診断、そして安心で安全な治療を行うこと。これらは、インプラント治療成功のために欠かせない要素です。そのためには、医師の経験や技術だけではなく、設備の面も充実させておく必要があります。十分に管理された衛生環境、そしてさまざまな治療のための設備が揃っていない状況での治療は、感染症の誘発、あやまった治療、医療ミスなどのトラブルの原因となってしまいます。
術後についての説明が不十分である
意外と見落とされがちなのは、治療説明が不十分であることです。インプラント治療では、治療後のメンテナンスや定期検診が欠かせません。インプラント自体は虫歯になりませんが、「インプラント周囲炎」と言って、歯周病に似た症状が出てしまうことがあります。術後のメンテナンスや定期検診の重要性を患者様にきちんと説明しなかった場合、インプラント周囲炎を引き起こしてしまったり、インプラントの脱落や欠損が起きたりする可能性があります。